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晴れ(ハレ)と褻(ケ)

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晴れ(ハレ)と褻(ケ)

日本の文化に“晴れ(ハレ)と褻(ケ)”という考え方があります。ただ、残念ながら正しくは、「ありました」です。失われました。何となく聞いたことがあると思いますし、「ハレ」は分かると思います。晴れ着、晴れ舞台、晴れ姿・・・人生の中での重要な、特別な日や時を指しますね。祭や正月・節句・お盆といった年中行事、初宮参り・七五三・冠婚葬祭といった人生儀礼、など、非日常的な行事が行われる時間や空間を“晴れ(ハレ)”と言い、それ以外の日常の、起きて食べて働いて寝るという時間や空間を“褻(ケ)”と言いました。

そしてこのふたつはもの凄く明確に分けていました。食べるもの、着るもの、使う器、部屋の装飾に至るまで、その日、その時だけのスペシャルでした。普段口にしない、酒・魚・肉・餅・赤飯・寿司などが用意されました。普段はもちろん、ごはん(玄米や雑穀)と味噌汁と漬物程度の「基本食」です。これだけスペシャルだと「気分や気持ち」も違いますね。遠足を待ち望む子供のようになりますね。「はーやく来い来いーおしょうがーつー」です。こうすることで、単調になりがちな「日常」に、“スパイス”を振りかけてバランスを取っていたのです。穢れ(ケガレ)という言葉がありますが、この意味について民俗学ではいろいろと論が別れます。私は、“褻(ケ)”ばかりの生活だと心が“枯れて”しまうから、“ケガレ”という言葉になったのではと考えます。だって、一生「基本食」だけだったら私は心が枯れて逆に不健康になってしまいます。そして、これが江戸時代後半くらいから、晴れの食事が日常化していき、着るものも普段から派手になり、どんどんとその概念が形骸化していきました。そして、病気や環境の問題などが増えていったのです。
これが人間の快楽欲求とそれを可能にする人間の技術力、そして、それが生む様々な歪みという矛盾になっているのです。

だから、もう一度その概念を愉しく現代に取り入れよう!というご提案です。それが、うちの会社で言うと、「箱膳弁当」と「ハレ箱膳弁当」であったり、「昼の一汁二菜玄米定食」と「夜の酒肴料理屋」であったりするのです。この概念は、いろいろな言葉に置き換えることも出来ます。

晴れ(ハレ)と褻(ケ)
快楽食と基本食
非日常と日常
フォーマルとインフォーマル

何か自分のなかでしっくりくるものを探して、とにかく明確に分けることが大事なのです。